Octobersky

トロンのOctoberskyのレビュー・感想・評価

トロン(1982年製作の映画)
2.6
全然内容には惹かれなかったがCGを全面的に導入した転換点なので、映画史的興味から見てみた
当時としては画期的なんだろうなあ
CGのデザインがほんとに原始期のコンピュータグラフィックって感じでいい
ただ、CG空間での顔の見分け方が難しすぎる
珍しく料理しながらとか見たせいもあるけど、登場人物の関係性があんまりつかめなかった
プログラムが意識を持って動き回るというコンセプトで、今となってはコンピュータの仕組みを考えるとだいぶ不自然な設定だが、当時大衆はコンピュータの仕組みなど知らないのですんなり受け入れられたのだろう

実はこの映画CGよりラストショットが抜群
夜が更けて、タイムラプス的な映像で街のショットで締めくくられるが、それが電脳空間の回路とそっくり
回路の中のプログラムと、実世界で働く人間のアナロジーを表した秀逸なショット
劇中でもこのアナロジーはセリフで言及されている
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