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ゴジラVSモスラのRのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラVSモスラ(1992年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

1992年の日本の作品。

監督は「誘拐」の大河原孝夫。

あらすじ

太平洋小笠原沖に巨大隕石が落下したことによりメカキングギドラとの戦いで海底に眠りについたゴジラが目覚める。一方、南洋のインファント島では巨大台風の影響で巨大な謎の物体が姿を表していた。

Netflixにて、2度目。

平成ゴジラ映画にして、シリーズとしては19作目としての作品。

近々でレビューした「ゴジラvsキングギドラ」の続編ということで今作のゴジラはあらかじめメカキングギドラとの戦いで海底で眠りについた設定。

まぁ、大体のゴジラは海底に眠りについてるんだけどねw

まぁ、前作との繋がりはそのくらいで、あとは平成ゴジラシリーズではお馴染みの宝田明(「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」)や村田雄浩(「バイプレーヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜」)や小高恵美(「シュート!」)などのキャストが参加している。

ただ個人的にはまだちょっと若い小林聡美(「騙し絵の牙」)がヒロイン役で出ている点に注目!今だと割と作家性の強い作品に出ているイメージなんだけど、こういう怪獣映画に出ていたことが新鮮だった。

で、今作のゴジラは割と平成ゴジラそのまんまな感じ、というか黒いレッドキング笑。ただどことなく口元が少し出ているように感じるかなぁと言ったところ。

まぁ、あんまり印象に残らない。というのも今作ゴジラは完全な悪役にして脇役で映画ながら実質的な主役はモスラ。主人公たちが探すのもモスラの卵だし、生まれたモスラとゴジラ、そしてモスラのライバル的な存在にして、実は地球を脅かす人類の障害ポジで最後にいいキャラになるバトラ(幼虫も成虫もトゲトゲしている部分がモスラと対照的でカッコいい!!個人的にはフォルムで言えばモスラよりも好き)との三つ巴の戦いでも善玉としてスポットが当たるのはモスラ。

ゴジラの出番も序盤と終盤以外あんまり出てこないというかなり思い切った作品なのだ。

ただ、ゴジラ好きとしてはこの展開は少々退屈で、コスモスと人類との交流シーンも全然興味惹かれないし、モスラはモスラで実はそんなに強くないので、バトラと対峙してやられ、ゴジラにフルボッコにされとあんまりいいところなし。

途中、モスラが暴走して人類側を襲うシーンは多分環境破壊のメッセージ性が含まれているっぽいんだけど、まぁそこら辺も食傷気味だしなぁ…。

まぁ今作でもここぞ!という場面で印象的に使われる「モスラの歌」や「マハラ・モスラ」の一度聴いたら忘れられないTHEモスラソングをたっぷり聴けたり、最後は自らの命を犠牲にしてゴジラに齧られて血がダラダラと垂れるバトラの最後など見どころはそれなりにあるものの…うーん全体として観るとかなり退屈な作品と言わざるを得ないかなぁ。

ちなみにゴジラ一番くじで今作のポスター当てました✨かっけー。
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