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月曜日のユカのその他のレビュー・感想・評価

月曜日のユカ(1964年製作の映画)
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援助交際をパパ活と呼んで誇りにしている人たちのTwitterで繰り広げられてるまったくルールのわからないマウント合戦をずっと不思議に思ってたんだけど、彼女たちが理想とする「少女像」の正体の一端をようやく理解したような気になった。だけど「月曜日のユカ」の本質は結局、身から出た錆としての生き方そのものでしかないので、憧れて近寄ろうとするほど別物になってしまうのじゃないかと思う。「恋人とパトロンがいるけど、明るくて良い子よ」と噂されるのは才能でしかない。顔がとびきり可愛いとすべてが本物になっちゃうんだ。加賀まりこによる加賀まりこのための映画だった。ラストの頬に手を当てて怪訝そうに見つめるユカの視線はなんだかんだで爽快だった。
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