あしからず

月曜日のユカのあしからずのレビュー・感想・評価

月曜日のユカ(1964年製作の映画)
5.0
ストップモーションやスローモーション、長回しや クローズアップを多用した和製ヌーヴェルヴァーグ。

加賀まりこのお着替えをコマ撮りしたOPからもう可愛くて好みの映画の予感ばしばし。動く加賀まりこは初だったけど、コケティッシュな魅力と赤ちゃんみたいな純粋さが同居して可愛い値振り切っててまさにアンナ・カリーナかBBか。でも比喩が失礼なくらい加賀まりこ。
小さなお顔にくりくりの黒目とさくらんぼのような唇。
何でもしてくれるのにキスだけはダメ!
こんなの絶対たまんない。

表裏一体な無垢さと残酷さのラストのダンスシーンにクラクラして黛敏郎の音楽をバックに高めのヒールで街という日常へと帰って行くユカ。
クールオブクール。

フランス映画の模倣かと思いきや中平康監督の方が影響を与えていたらしい。
日活万歳。
あしからず

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