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籠の中の乙女のGOLDのレビュー・感想・評価

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
3.2
寓話的なお人形劇というのが、最初に浮かんだ言葉だった
あの両親は、今現在の世界においてほぼいないと思えるが、しかし現実の延長線上にいることに変わりはない。そういう意味では突飛な設定ではないけれども、例えば子供たちの遊びが自傷行為に向く理由など、監督の願望が透けて見える部分があり、それはあくまで寓話ですから、と逃げられるような感覚は不快だった
とはいえ、家、家族、社会、トランクなど構造的な描き方は整然としていてわかりやすく、評価されるのもわかるなとおもいました
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