鹿shika

籠の中の乙女の鹿shikaのレビュー・感想・評価

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
3.4
ギリシャ郊外にある裕福な家庭。子どもたちを外の世界から守るため、家の中に閉じ込め、親が決めた独特な教育で育つ。

ヨルゴス・ランティモス監督の原点!
いつ配信してたんだよ〜やっと見れたよ〜
ヨルゴスの中では『聖なるシカ殺し』が一番好きなんだがね、今作は原点にして一番気持ち悪い映画だったかも!良い意味ね。

自分たちしかいない、自分たちのルールの中で生きていることに対して、なんとも思わないのは、生まれたときからその世界しかなかったから。
虐待する親でも離れられない子どもや、DVをする恋人から離れられない人の心理は、「その人しか知らない」から。

私も、高校大学を卒業して、クラスというものがなくなってから世界が楽しくなったし。

今作ではそれが究極に描かれている。
鹿shika

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