とい

籠の中の乙女のといのレビュー・感想・評価

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
3.6
静かに物語は進んでいき
一見穏やかそうに見えながら、淡々と歪んだ家族の生活が映し出されていく
何か起きそうな不安と起きた時の緩急が恐ろしい

現代はSNS、ネット社会で情報過多
あまりに他人との接触があるのはストレスだが
まったく外との関わりがないのもストレス
怖い物、汚い物から遠ざけ囲い込むのは愛情ではないと思う
何も知らないという事が悲しい結末に繋がり
余韻も残さず想像だけが自分の中に残りゾクっとした

この監督の作品はあまり感想を言ってしまうとネタバレになってしまいそうでレビューが難しい
とい

とい