自分が、この親の教育方針にやばぁって思ってる様に、この親は、周りの世界がやばぁって思っているのかしら。
結局なにも明かされてないようで、乙女はこれから冒険に出るようで。
この親には、それが汚れに見えているのか、ほんとに危ないと思っているのか、それとも自分の思いのままになって欲しいのか。なにも明かされない。
乙女は乙女でも、乙女のままじゃいられなくて。前は高かった塀はどんどん低くなっていって。
親の在り方もそれぞれ。だから親ガチャとか言われてるけど、とどのつまりはないものねだり。
この作品の、特に長男君は、狭い世界で、見守られながら精一杯に、身の丈にあった生き方してる気がする。
ただ、長女ちゃんは、好奇心が、見守り=縛りを、上回っていった。身の丈が塀を越えた。
これからどうなるかわからない。だけど、それまでだ!って言われて、やすやすと、もう戻れない所まで来ちゃったから。
存分に、見守られずに、生きてください。
乙女から、1人の女性になるまでの物語。
自分目線わからなくて、やばく見える、不気味で奇妙なある家族の物語。
また、ふらっと覗き観したいような、したくないような。