ヤスヤス

籠の中の乙女のヤスヤスのレビュー・感想・評価

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
4.2
予想を上回る衝撃的な作品だった。
美しい映像に狂った内容で、後味は悪いが、なかなか面白かった。(決して笑える作品ではないが・・・)
終盤、長女を外界へと駆り立てたものが、70〜80年代の誰もが知るハリウッド映画というところも興味深い。
ただ、外界へと旅立つ長女が、最後まで父の作った嘘のルールから逸脱できないところが、哀れであり、何とも切ない。洗脳の怖さを感じる。
多かれ少なかれ、親は自分のフィルターを通して子育てをしてしまう。難しいことだが、自分の選択を常に客観視する姿勢を保つしかないのか。
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