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その口紅が憎いのimaponのレビュー・感想・評価

その口紅が憎い(1965年製作の映画)
3.7
お母さまと違って少しイモっぽい嬢の桑野みゆきは自分的に低評価だったがこの及川利恵は良い。美しさと可愛さとカッコ良さを同居させたファムファタールっぷり。シャワー浴びながら鼻歌歌ってるのはあまりにベタだが、常に倉本(内田良平)の上手を行ってるのが良い。最後は悪女がマジで男に惚れちゃった顛末の典型か。
濃い顔・内田良平のダンディズムも可愛い。

脚本橋本忍に期待して観たがやはり面白い。
ただ、最後、宮下警部(山形勲)に倉本の過去を説明させるの野暮い。説明しないと倉本の行動動機や逡巡に説得力が足りないとでも思ったのか?そんな事は全くないがな。散らかった自宅で倉本が似合わないメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を聴いてる事にのみ説得力効いた。
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