バファロー大隊の蘭奢待のレビュー・感想・評価

1960年アメリカ制作、異色の西部劇。奴隷解放宣言まもない時代、陸軍奇兵隊の黒人部隊。犯行を疑われた黒人の曹長が、黒人故に冤罪証明を諦める。法定劇は背景を説明し、検察側、弁護側の主張をわかりやすく伝えられる。最後はあり得んだろって感じのどんでん返しだが、良い作品。
しかし、解放宣言の1860年代はもちろん、映画が制作された1960年時点でも、2020年に至っても黒人差別が残り、アメリカの極右政権が炎上させるとは思わなかったろう。