ぱきら

墨攻のぱきらのレビュー・感想・評価

墨攻(2006年製作の映画)
2.0
アマプラで配信終了になるようだったので、というライトな感覚で拝見してます。
申し訳ないですが映画の情報を忘れていたのですが、日本の小説が原作のスケールの大きい合作映画。十数年前当時でもでしょうが、現在ではさらになかなか実現不可能なプロジェクトと感じます。
そんな風でというかなんというか、撮影の規模は大きく、映画としての演出はほどほど、というのが率直な印象です。なにが足りないのかはよくわかりませんが、合作映画となるとこれに限らずどこかしらぼんやりした印象になる傾向は感じます。様々な意向を汲んでまとめるのはただでさえ難しそうなのに、さらに国境を越えるとなれば作品作りはそもそも困難を極めそうです。その困難をうまく乗り越えるなりができれば素晴らしい作品になるのかもしれませんが、そういった作品に出会った記憶は不勉強ゆえとしても残念ながらありません。基本的には、合作には規模の壮大さというかでかさ以外は求めないほうがいい気もしてきました。
アンディラウはかっこいいです。
可憐な女性兵士はどうせ出すならば、もう少しかっこよく描くか、か弱いとしても説得力が欲しかったので、残念な気持ちにさせられてしまいました。
ここらは原作ではどうだったのでしょうか。
酒見賢一さんの原作小説は未読ですが、読んでみたいです。
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