ぱきら

ジェジュン:オン・ザ・ロードのぱきらのレビュー・感想・評価

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爽やかなドキュメンタリーというか。

飽くまでも個人的にはということですがこんにちのK-POPは正直明確に理由を持って避けているのでよく分からないですが、東方神起(五人)に今更目覚めたので色々と探っている感じのなかで見ました。

ある程度踏み込んだ質問でも、人懐こく素直な態度で率直に語ってくれるアーティストの姿が見られます。
ご本人が尊敬する映画監督に依頼したこの作品で、監督が聞き手もつとめる形で制作されています。

日本のプログラムで言うと、情熱大陸や、復活したプロジェクトX方式の演出とナレーションが過多傾向のドキュメンタリーを見るとこう、題材や出演者には興味があったとしてもどうしても無理になって、それでも耐えて見ていると語弊がありましょうが腹に据えかねてくるというか体調に支障を感じるくらいになって途中で断念ということが本当に結構あるのですが、
この作品(ドキュメンタリーが作品なのかは議論の余地があるのかもしれませんが、演出面での話ですので作品と呼びます)は質問の内容などは他ではなかなか改めて訊けないのであろう事柄もある程度は踏み込みつつも、演出は爽やかでナレーションを過剰にいれることもなく、最後も美しい風景で締めくくってくれていて

これはアーティストのドキュメンタリーだからこうなっているにせよ、くどくナレーションを入れたり出て来てはならないはずのスタッフ(監督ではなく無駄にスタッフが出て来る)をむしろ出してくるような無粋なドキュメンタリーばかりが多い印象でそれがこの上なく苦手で本当に無理なので、こういう爽やかなドキュメンタリーも増えたらいいかも、なんてなことも感じました。
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