ぱきら

胸が鳴るのは君のせいのぱきらのレビュー・感想・評価

胸が鳴るのは君のせい(2021年製作の映画)
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スコアを付けるのがためらわれるというか

もっと結構以前に配信になった途端くらいには観たのですが、書き留めていなかったので今更ながら記録

この作品に限ったことではないですし推測の範囲を出ませんが、いつからかは知らねど(21世紀入る頃から?もっと以前から?)邦画はどれも三日?か、とにかくごく短期間くらいで撮影して編集で何とかする感じにしか見えないのは、やはりどうなんだろう
もっと丁寧に撮影期間も取った邦画も観たいです

見た目通りキャストに興味がある人だけに向けた映画ですが、それでもキャストの良さも出せてるかなあ?みたいな
アイドル映画は全く否定しないむしろひたすらよいアイドル映画も観たい気持ちなのですが、やはりアイドル映画である以上、出演者の良さを最大限引き出してほしい
でもそういうアイドル映画すら最近ないように思えます
(主演のかたのグループは知ってます。そのうえで観ています)
正直期待はしていなかったものの、表面的で粗い作りなのがやはり残念には思えてしまって何かこうすっきりできないというか

全体的にもう少し映画を名乗る以上、丁寧に作品にしてほしい
アイドル映画もアイドルを大切に作ってほしいし、少女漫画原作実写化も原作をもっと大切にしてほしい
アイドルが画面に映ってさえいればいいのではないし、原作の設定を利用するだけのために少女漫画を使わないでほしい

この原作は未読なので、一般的な話としてですが
少女漫画原作がアイドル映画実写化に利用されるだけなのは、少女漫画や漫画家というもの自体がないがしろにされているような気すらしてきて、いいかげんもっと考えてほしい
出版社もマスコミも
出版不況だからってこのサイクルがまともとは思わないので

邦画全般に言いたいことでもありますが、丁寧に作った作品が観たいし、丁寧に作られた入魂のアイドル映画も観たいなあ
そして(漫画全般が好きだしあんな作るのが大変なものはもっと大切にされてほしいのに、日本の漫画はある意味芳醇だからこそないがしろにされすぎる)漫画原作の実写化でない、オリジナルストーリーがいいなあ
ぱきら

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