原題は「The Spitfire Grill」
映画の舞台となるハナ経営のレストランの店名だからカタカナ表記のタイトルでも良かったのに、
この森で、天使はバスを降りた
名付けた人にベスト邦題賞をあげたいくらいこの邦題は見事にこの作品の印象を表現している。
殺人の刑期を終えた若き女性パーシーは原住民伝説に惹かれてこの村にやって来る。
最初こそ田舎独特の保守的で好奇な目に晒されるが、レストランを手伝うシェルビーとの友情やオーナーハナの信頼を得て人生のやり直しが始まる。
物語はほのぼのと温かい展開を見せパーシーのハッピーストーリーが続くと思われるのだが・・・
過去に負った心の傷と殺人の理由から抜け出せないパーシーが人身御供となりハナの希望を叶えていった天使に見えて強烈な切なさに襲われ涙が止まらなかった。
最後のパーティにコンテスト優勝者クレアが到着する場面、姿はないのにパーシーがいるような気がした、全部パーシーのおかげ、美しい作品だった、秀作!
監督 リー・デヴィッド・ズロトフ
キャスト
アリソン・エリオット
エレン・バースティン
マーシャ・ゲイ・ハーデン
ウィル・パットン
キーラン・マローニー
ゲイラード・サーテイン
ジョン・M・ジャクソン
ルイーズ・デ・コーミア