同じ黒人が監督しているという意味でも、スパイク・リーの「ドゥ・ザ・ライト・シング 」に似ていると感じた。
あのやるせない日常や、何をしようか迷っている将来。
決められた黒人のたどり着く未来など、黒人の地位が不当に低い階級を見事に映し出している。
つるむそれぞれの黒人のテリトリーの中で、ギャングらしき集団が登場すれば自ずと先は分かる。
まだ売れる前のキューバ・グッディング・ジュニアやローレンス・フィッシュバーン。
そして音楽界では成功して俳優に進出するアイス・キューブなど皆新鮮な印象。
ラストに彼らの将来がテロップで出るのが、それがもの悲しい余韻を与える。