オーウェン

ロンリー・ブラッドのオーウェンのレビュー・感想・評価

ロンリー・ブラッド(1985年製作の映画)
3.4
簡単に言えば親子喧嘩なのだが、その下は複雑な家庭事情にある。

アメリカにもあるヤクザ。
その組員に父がおり、子供を捨てたという設定。その子供が組みに入ってくる。
そこから起きる友人だとか恋人など、周りの人間にも暴力が広がっていく。

典型的なダメ親父ながらもこちらはこちらで信念があり、息子を含めて殴る蹴るは当たり前。必要であるなら命を消す。
実に切れやすく凶暴な父親がクリストファー・ウォーケン。

そんな父親との確執に悩む息子にショーン・ペン。
今じゃペンは絶対こんな繊細な役はやらないだろうが、最後には実の父親まで追い詰める。

この怒りと暴力が充分ドラマにならないのが惜しい。
それなりに見れるものなので、ショーン・ペン好きの人は見て損はないかも。
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