怒髪猫なんじゃった

緋牡丹博徒の怒髪猫なんじゃったのレビュー・感想・評価

緋牡丹博徒(1968年製作の映画)
3.8
まさに東映仁侠映画全盛期に製作された女渡世人seriesもの🎬です。


藤純子(現・富司純子)を表看板にした『緋牡丹博徒』series(全8作品)の第1作目です。


熊本の博徒矢野組のひとり娘矢野竜子(18歳)が父親を闇討ちにされ組を畳まされ、親の仇を捜して旅に出る。

旅に出て5年後・・背中に緋牡丹の刺青をいれた『緋牡丹のお竜』が帰って来た。


ストーリーは仁侠映画ワンパターンそのまま・・卑怯、卑劣極まりない極悪非道に我慢に我慢を重ねて遂に怒りが爆発すると云うものです。


熊本弁で啖呵をきる藤純子が格好好いですねぇ〜

高倉健はスクリーンに現れるだけで格好好いです『どけぇ‼︎ 殺すぞ』仁侠映画と云えば健さんですね。

その他・・若山富三郎がチョイ役で出演、清川虹子が女親分で貫禄を見せ、若い頃の山城新伍が冴えない役で出演してる、またあのいつもの悪役の山本麟一が好い役柄で出てて好い。

悪い奴を叩っ斬って矢野組2代目を襲名する竜子・・seriesのスタート作品です。


この作品は初鑑賞でした・・以前に私が観たのは『緋牡丹博徒 お命戴きます』(第7作・1971年)監督・加藤泰でした。