緋牡丹博徒の作品情報・感想・評価

「緋牡丹博徒」に投稿された感想・評価

パッチリお目目とアヒル口、お竜さん(富司純子)がとにかくカッコいい。
仁義を切る時のアンシンメトリーなアライメントが完璧だし、整然と丁寧な流れるような日本語でしかもその声質がこちらに鋭く刺さらずに丸い所がまたまた堪らない。

仁義に外れた奴らに対して刃を向ける渡世人達。
その中の一人でお竜さんの一の子分"フグ新"を演じたナイツの塙と三遊亭小遊三を足して割ったような顔の山本麟一。
親分のお竜への忠誠を貫き、敵の一家に一人敢然と乗り込んで腹部を滅多刺しにされ瀕死の状態で帰還して亡くなる役でしたが、彼が学生時代に明治大学ラグビー部プロップで磨いた突進力を見せてくれて魅力的でした。
黒羊

黒羊の感想・評価

3.9
緋牡丹博徒

そぎゃんこつ…男が泣いたらいかんとよ

藤純子、高倉健、若山富三郎…くはー巨人がV9してたくらいの強力打線ッ!
1963年モノ、新宿TSUTAYAにはあるので興味ある方は早くお取り寄せした方がええでっしゃろおまん!

「時は明治、なんの因果か男として生きる竜子(藤純子)に寄り添う片桐(高倉健)。
背中の緋牡丹に誓った、女を捨てた人生だけど…いや振り返らない。振り返れない私の人生。ドスを片手に今日も行く。
「緋牡丹のお竜」の美しさに興奮した黒羊が、魂込めて歌います。
では、任侠たっぷりに歌っていただきましょう。
黒羊で、「コモエスタ赤坂」。張り切ってどうぞ!」(以上ナレーション玉置宏)

黒羊「♫コモエスタァ〜セーニョ〜コモエスタァ〜セニョリータァ〜酔い〜しれて、いたい、のよ〜赤坂の〜夜ゥ〜」

(採点:32点)

脚本良し、緊迫感ありコメディリリーフあり、演者の魅力ありとかなりバランス良い一作。93分なのに内容濃いのも良い。
シリーズ化されたのも頷ける人気作ですね。
昔の邦画はやっぱりいい。
滝和也

滝和也の感想・評価

4.0
咲き乱れし、
牡丹の花、
可憐なるかな藤純子
まさに百花繚乱!
その美しさ
散らせるものなし。

女侠客を描く不朽の名作
シリーズ第一弾!

「緋牡丹博徒」

清水の如き凛とした清廉さと艶やかさを併せ持つ、そして少女の様な可憐さと大人の女性の持つ色香も併せ持つ天才、藤純子の代表作です。劇中の人物と同じく、その魅力に魅了されました。

九州は熊本に一家を構える矢野組。娘の祝言の日、組長が辻斬りに会い、斬殺される。一家解散、祝言も取り止めとなった娘、矢野竜子(藤純子)は、女侠、緋牡丹のお竜となり、仇を追い求め旅に出る。道中で知り合う侠客たちと仇を廻る復讐劇が交差し、ストーリーが展開する傑作女侠伝!

数々の東映任侠ものでヒロインとして、画面を飾った藤純子様(敢えて旧芸名です。)が女侠客、博徒として、満を持して主人公緋牡丹のお竜を演じました。それ故、彼女を支えるべく相手役に我らが健さん、高倉健、脇に若山富三郎。そして東映任侠ものを彩った脇役達が出演。

藤純子様の凛とした女侠客ぶり、そして女としての内面の美しさをより引き立てる様なシナリオ、演出、そして脇を飾る演者たちがもう素晴らしくて、ときに笑い、ときに涙すると言う。東映が任侠ものの代表的なシリーズの1つの柱として創ったのがわかりますね。

復讐劇としてのストーリーに複雑に絡み合う侠客たちの仁義、渡世の義理の様式美。そしてキャラクター造形の深さ。主要な登場人物の背景が書き込まれた丹念な脚本。牡丹の花を活かした美しいカットを入れ込んだ演出も彼女の美しさに華を添えています。本当に仁義の世界にのめり込めますよ(^^)

脇もまた素晴らしいんです。お竜の一の子分であるふぐしんさん、演じる山本麟一さんは一世一代の名演ではないでしょうか。姐さんに尽くしながらも、迷惑をかけてしまうキャラクターですが、味があって…その最後には涙させられます。また彼とコンビになる、姐さんに窮地を救われた不死身の藤松こと待田京介さんもかっこいい役で、殴り込みシーンの迫力も中々です。敵の大木実さんも堂に入った憎々しげな演技でしたし、他金子信雄、清川虹子さんと大物が所々場面を支えます。中でも若山富三郎さんは明らかにコメディリリーフとしてちょっとだけ登場。かなり笑えます。このキャラ、人気であとに繋がってそう(笑)熊虎さん。

ただ…やはり、健さんは美味しい所を全部掻っ攫っていきますね(笑) もうどうにもならない程かっこいいですわ。敵の嘗ての兄貴分として登場し、渡世の義理に悩みながらも、藤純子様を助ける貴公子みたいな役ですからね。見たら女性は惚れますし、男性は憧れますわ。これなら鉄火肌で女性を捨てたお竜さんも惚れちゃいますよ…。

この先に更にこれを超える最高傑作がこのシリーズにはあるのでゆっくり見てきたいと思います。何より目の保養になりますから(笑)
山下演出の美しさよ!
撮影にミッチェルを使用しているのか、音がかなり目立つ。これは本作だけでなく、同時期の東映作品に共通している現象だが、慣れると味のあるものである(笑)
ラスト、刀を使った乱闘シーンがあるが、狭い室内で振り回す勇気と技術がある役者がいまいるのだろうか。
脇役まで気を使った脚本は見事だが、ラストにもう一捻りほしかった。
初めての任侠映画。
藤純子が本当に綺麗。
男性的強さと、女性らしさを兼ね備えてて、かっこいい。
当時22才、高倉健と並んでも負けない。
今こんな女優いない。
若山富三郎が面白すぎて、こんな姿は初めて。
見てよかった。
どっから手を付けたらいいのやら、確かシリーズ第一弾。全編セット感で昭和映画の大量生産時代を思わせるが、その郷愁の漂いがいい。何より上戸彩に見えてくる富司純子。主題歌が下手クソなのがかえってホッコリさせる。
任侠ヤクザ映画の最高到達点であり、日本映画史上、最も強い女ベスト5には絶対にランクインするであろう、緋牡丹お竜の活躍と美しさを愛でる作品。

物語は良い意味でシンプル、そして解りやすく、コメディリリーフに若山富三郎、ゲストヒーローに高倉健を配置し、ヒロイックに作り上げられた作品。

一見の価値は絶対にあり。
何より藤純子が綺麗、そして健さんがカッコいい。若山先生もチャーミング!
緋牡丹博徒シリーズに手を出してしまいました。いやぁ、よかった。若山富三郎と山城新伍のコメディリリーフっぷりがとても素敵です。特に山城新伍が美人局にあうシーンはアホくさくて最高やないですか。待田京介は最強でした。ダイナマイトと日本刀で敵をやっつけまくりです。強すぎですよ。話もシンプルでしたし楽しめました。続々観ていきます。
藤純子さんが本当に本当に綺麗…!《立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花》とはこの事か。くっきりと峰を描く黒い眉、真っ直ぐ射抜いて離さない瞳、むき卵のように白い頰、ふっくらした桃色の花弁から零れ落ちる魅惑の博多弁!艶やかな背中の彫り物見せつけながら「この緋牡丹に二、三発ぶち込んでからにしておくんなっせ!」あーー言いたい。私も賭博場で簪投げてイカサマ見破ったりしたい。そして健さんに「おめさん。。女だぜ」って当たり前のことをドキッとする感じで言われたい!

東映の任侠物を初めて見たのでカルチャーショックまとめ↓
① 小指がフランスパンみたいにさくっと切れる。(朝起きたら指がパンになってた漫画思い出した)
② 巨大な夕暮れの書き割りが1分くらいで闇夜に変わる。(ロケには出れないの?)
③ 話しかけると白い牡丹が緋色に染まる。(イリュージョン!)
④ これでもかというくらい音楽が劇的に心情に沿う。(わかりやすい!)
⑤ 三枚目(四枚目かも)の人のメイクが完全にコント。(わかりやすい。。の?)

アクが強くて色々豪快なんだけど、健さんの尋常でない色気にあてられてるとそんな事はどうでも良くなる。美貌咲き誇る純子さんと並んだ絵を見れるだけで充分過ぎるくらい満足。これが看板スターってやつか。。
>|