コマミー

バンジージャンプするのコマミーのレビュー・感想・評価

バンジージャンプする(2001年製作の映画)
3.9
【全てを超越する恋】


[気まぐれ映画レビューNo.96]



私が本作を鑑賞したのは、高校生の時であった。
そして本作が恐らく、人生で初めて観た韓国映画である。


内容がとにかく濃かったのをよく覚えているのだが、今観ても凄い衝撃的な"ファンタジー・ラブ・ストーリー"である。
その目的を果たす為に、"全ての種"を超越する事は可能なのかというと、まず無理だ。手が届かないと思ったら、実力行使で手に入れるかもしれないし、ましてや無駄だと分かってそのまま忘れる。

だが、本作の主人公はそれを可能にしていた。

"イ・ビョンホン"が若手の作品の中では、一番記憶に残る作品なのではないか?
本作の邦題である「バンジージャンプする」と言うのも、凄い狙った邦題である。内容を上手く伏せるために、わざとメロドラマっぽい題名を付けさせる。本作はそれくらい、最初の印象を"軽く覆してしまう"。

詳しくは言えないが、本作を手に取る機会があったら是非観てみてほしい。どうやらタイで「デュー」と言う題名でリメイクもされたらしく、日本でも現在も一部の劇場で公開中だ。人によっては意見が分かれる作品だが、人生最初の韓国映画としては、パンチが効いた作品だったのではないでしょうか?
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