たーたん

不良少女モニカのたーたんのレビュー・感想・評価

不良少女モニカ(1952年製作の映画)
3.0
少年少女の享楽的な季節はいつの時代でも夏。ハリーが最後にモニカを思い出すのもあの夏の日のこと。
でも、夏は終わった。
それを受け入れられなかったモニカはやってはいけないことをしてしまう。

現代でも通ずるテーマを美しい映像と画期的な演出で魅せる良作。
あのモニカの表情は鑑賞者の心に必ず残る名場面。色んな映画に影響を与えるのも納得。

そして邦題については意見が分かれるだろう。不良少女よりもモニカとの夏の方がハリーのラストの表情に説得力がある。
しかしインパクトは不良少女モニカの方が圧倒的に上。まず見てもらおうという配給の意思は感じられる。