作品を観て感じた
【blue 】とは…
未熟な。憂鬱な。
青春の青。澄んだ空や海の色。etc.
ふたりを色に例えたらblueがぴったりだな。って。
大人びた遠藤。
彼女に憧れる桐島。
私も女子高だったから、分かる。
レズビアンとかじゃないんだよ。
大人になろうとしている、微妙な年頃の桐島には遠藤がとても大人の女性に見えたと思う。
洋楽のCDを沢山聞き、タバコをふかし、美しい絵画集を持っていて、留年しているのにそれを卑下しない凛とした強さ。自分だけが知っている遠藤。
屋上で弁当を食べるいつものメンバーにはない、新鮮で憧れていた世界があるような気がしたんだと思う。
その気持ちが、好き。であり、キスに繋がっていく。
男性に抱くものとは全く違う愛情。
別れもさっぱりと、お互いの道を行く。
そこに寂しさはなく、清々しい青。
小説を読んでいるかのような作品だった。