依緒

blueの依緒のレビュー・感想・評価

blue(2001年製作の映画)
2.7
作品を観て感じた
【blue 】とは…
未熟な。憂鬱な。
青春の青。澄んだ空や海の色。etc.

ふたりを色に例えたらblueがぴったりだな。って。

大人びた遠藤。
彼女に憧れる桐島。
私も女子高だったから、分かる。
レズビアンとかじゃないんだよ。
大人になろうとしている、微妙な年頃の桐島には遠藤がとても大人の女性に見えたと思う。
洋楽のCDを沢山聞き、タバコをふかし、美しい絵画集を持っていて、留年しているのにそれを卑下しない凛とした強さ。自分だけが知っている遠藤。
屋上で弁当を食べるいつものメンバーにはない、新鮮で憧れていた世界があるような気がしたんだと思う。
その気持ちが、好き。であり、キスに繋がっていく。
男性に抱くものとは全く違う愛情。
別れもさっぱりと、お互いの道を行く。
そこに寂しさはなく、清々しい青。

小説を読んでいるかのような作品だった。
依緒

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