アラシサン弐

ブルーベルベットのアラシサン弐のレビュー・感想・評価

ブルーベルベット(1986年製作の映画)
3.8
好奇心で入り込んでいった未知の世界で酷い目に合う、って展開だけなら汎用なのにデヴィットリンチはその「未知」が不穏極まりない。

草原で耳拾うって導入から変態性全開だけど、それを容易に乗り越えてくるデニスホッパーの完全に「向こう側」の人になってる演技とか、終始狂気のフルコース。

イレイザーヘッドのような「風邪引いたときに見る夢」ぽい映像ではあるけど、事件の核心に迫っていくサスペンスでは(一応)あった。

個人的にはセックスやバイオレンスよりも、ボコられてる横で女が車に昇って踊ってるシーンが一番変態的だった。
アラシサン弐

アラシサン弐