ボンドレイク

ブルーベルベットのボンドレイクのレビュー・感想・評価

ブルーベルベット(1986年製作の映画)
5.0
 最高。ちゃんと変な映画っ笑

 まず「道端に落ちてた切り落とされた耳を拾う」から始まるのがイカれてる、、笑

 ただの一般人がしれっとイカれた世界へ迷い込む感が好き。好青年感ありすぎるカイル・マクラクランだからこそ良いっ笑 かっこいいよなほんとっ。

 常にキマりまくってる悪役といい、淫らな肉体関係といいこの世の裏側が印象に残るけど、この映画のほぼもう半分がちゃんと平和な表世界の場面なのも良い笑

 やっぱりリンチ監督ってストレートなテーマが好きなんねっ。
 ひっさしぶひに改めて観てみるとラブストーリーだった、これ。

 めっちゃ変な映画だけど、、笑笑

 シュールというか、とにかく変としか言いようがないっ。

 画面の奥からヌルっと裸の女がでてきたり、立ったままの死体がヌルっとでてきたり、地味にめちゃくちゃシュールなのオモロイ笑

 平和描写のスローモーションのシーンでさえどこか気持ち悪いのもニヤニヤしちゃう笑


 現時点デヴィッド・リンチ監督作ランキング

1位 砂の惑星
2位 ブルーベルベット
3位 イレイザーヘッド
4位 ロスト・ハイウェイ
5位 マルホランド・ドライブ
6位 ワイルド・アット・ハート



 下のは前に観たときの投稿。
 
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 (2021年あたり)

 ヤバい奴!ガチでヤバい奴 出てきたぞ!ってシーン の面白さといったら!!笑笑
 いやぁ、「この世は不思議な所だ」と呑気に言っていられる間 が とても平和で幸せな時間なんだい。
 この、平和な時間に戻ってきたときの安堵感が好き笑

  監督 デヴィッド・リンチの頭の中へ カイル・マクラクランを耳から潜りこませたって映画ですね笑

 中学くらいのときに確か、二度ほど観た気がするけど 話がよく分からず 自分の中で消化不良の映画という立ち位置になってしまった。

 ふと、"ちぎられた耳を拾う"映画ってのがあったよな〜と 思い出し、なんとなく再鑑賞。
 これが、メチャクチャ面白かったんだわっっ笑

 そう、ネタバレにはならないと思うので書くが、この映画は 主人公が なんか綺麗な林の中で ちぎられた耳を拾う事で 物語が始まるんよね。
 あまりにもインパクトのある始まりに "先は面白くなるんか?"と 不安になりそうだが、問題なし。
 見事に"耳"が 、世界の更にディープな場所への扉、入門となってくれている。

 今作は、普段 一般人が目にするような表世界 と 絶対見ることがないような裏世界とを行き来する “サイレントヒル“ムービーです笑笑

 怪しい裏の世界といっても 派手なことがあるわけでなく、日常の延長にある 別の日常といった感じ(?)として描かれてる。
 まさに表裏一体とはこのことかっってやつ。

 でも十分に、というか 明らかに異様な事態だってわかる シュールで恐ろしくて、ちょっと魅惑的 な 事が起こりまくるのでやっぱり おかしい日常なんですが。

 確実に、デヴィッド・リンチにしか表現できない世界、雰囲気。

 どんな映画でもそうだけど、事象一つずつ説明するより観てもらったほうが 早い。

 観ればわかる。今作のフランクってキャラは、知り合いたくない奴ランキング上位に入るってことくらい。

 にしても、題材的に デ・パルマが監督しても面白そうだなって思った。かなり、ハマりそうだなって。
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