TOMJFK

1リットルの涙のTOMJFKのネタバレレビュー・内容・結末

1リットルの涙(2004年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

もっと展開があったのに・・・

僕は沢尻エリカ主演のドラマ版をDVDで観てから、この映画版を観ました。
映画版の方が主人公の演技は良かったと思います。
しかしストーリー展開が映画版はあれでは勿体無い!!
ドラマ版の展開の方が良かったです!
それは何かというとラストのことです。
お母さんの「いのちのハードル」に出てくるエピソードですが亜也さんが病床に伏している晩年、小説「1リットルの涙」が発売され、それを読んで励まされ、感動した全国の人々からたくさんの手紙が来て、亜也さんもお母さんも、それがとても嬉しかったと書いてあります。
山川豊さんなど有名人もお見舞いに来ています。
「人の役に立ちたいのに、自分は何一つできることが無い」と絶望していた亜也にとって、生きている間に、全国のたくさんの人たちにかけがえの無いものを伝えた・・・これは奇跡です!
この話しがあるから僕は「1リットルの涙」は凄いドラマだと思います。しかも亜也さんが生きている内にそれを知ったことが重要です。
どんなに嬉しかったことでしょうか!!
・・・これらの場面が映画では全く描かれません。
勿体無いです!
ちなみにドラマ版では亜也さんが亡くなってから、たくさんの人々が駆け付けるというものでしたが、これも僕は不満足です。
亜也さんが生きているうちに・・・という部分が重要だからであり、実話もそうであるからです。
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