しゅん

サイコのしゅんのレビュー・感想・評価

サイコ(1960年製作の映画)
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ずっと映画館でかかるの待っていたのだが、流石に観ていないとまずい段階にきた感あるので諦めて家で観ることに。

階段登る時の高低差凄すぎショット。顔が鳥化していくアンソニー・パーキンス。当然、カット割りが身体への切り刻みを表す例のやつも。
しかし、有名すぎるシーンがあったとしても、展開の大きすぎる変化に驚くんだから、この映画の磁力って相当のもんだな。全く別の二つの恐怖が、一つの連続に収まっている。

モーテルの端から屋敷を眺めるカットの反復がやたら多い。沼に車が入り込んでいくシーンの時の微妙なパーキンスの笑顔も印象的。ヴェラ・マイルスもジャケット・リーも良い顔をしている。というか、ジャネットの亡霊としてヴェラが出てきて、亡霊が復讐したような映画に思える。
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