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サイコのぉゅのレビュー・感想・評価

サイコ(1960年製作の映画)
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2020年 鑑賞
目の離せない109分。素晴らしくも、強烈な印象のこの作品。スコアはつけません。悪しからず。

ヒッチコック巨匠のモノクロ、サイコ・スリラー・サスペンス作品。原作があり、ロバート・ブロック先生の同名小説。
聞いた話によると、あえて架空の俳優さんをキャスティングして、マスコミを困惑させたり、店頭で売られている原作本を買い占めたりと、徹底した秘密主義だったらしい。また、映画上映中に人が入ってくることを、徹底的に禁止にしたとのこと。その影響もあってか、凄く人気を生み、大ヒットに繋がったそう(from ヨケイなお世話)。

マリオン(ジャネット・リーさん)の深層は見えそうで見えないが、狂気を抱えていそう... それがいい意味でも悪い意味でもわかる。黒でもしろでもなく、限りなく黒に近い灰色。
でもノーマン(アンソニー・パーキンスさん)は不気味。鳥の剥製(モノクロ故、監視カメラに見えたが、違うとすぐわかった)や病気の母のこと話してくる割に、少しマイナスに濁すと、冷静かつ淡々と口で責めてくるあたりが恐怖。あの●●きなんて典型的に不気味な雰囲気。しかも●縁で隠してるし... ゾッとなる。
あの有名なシーン、色々な決定的なモノを見せず、でも狂気で... 素晴らしいと同時に、想像を掻き立てる... おどろおどろしい(当時の検閲の話を聞いて、より凄さを増す... 凄すぎるよ)

クライマックスは、“叫び”の連続!●●と●格が●分な人物もいるし、ラストのカットも... 圧倒的な熱量!

ヒッチコック監督のカメオ出演、見つけられなかった... 違う人の顔が、っぽいなぁって思ってしまった... 残念。事件起こる前に探せってことだねぇ... もう1回観よ。

やはり、エイチンさんは凄い!説得力もあるし、サイコー!

1013(20-145)



’24.4.5 (金) 24-48-16
NHK BS にて

ロバート・ブロック先生のが実在した犯罪にヒントを得て執筆した小説「サイコ」を原作に、「裏窓」「鳥」等のアルフレッド・ヒッチコック監督による、不動産会社に勤めるマリオン(ジャネット・リーさん)は、慰謝料の支払いに追われて再婚を渋る恋人との関係に悩み、会社の金を持ち逃げしてしまい、彼のもとに車で向かう途中で大雨に見舞われた彼女は、寂れた宿で一夜を明かそうとして、1人で宿を切り盛りする青年ノーマン(アンソニー・パーキンスさん)と出会い、とある事件に巻き込まれる作品。

金曜日の午後、アリゾナ州フェニックスのホテルで、地元の不動産会社のOLのマリオンは恋人サム(ジョン・ギャヴィンさん)と情事にふけっている。カリフォルニアで金物店を営むサムは、離婚した元妻への慰謝料や亡くなった父親の借金の返済のために、マリオンとの再婚に踏み切れずにいる。職場に戻ると、マリオンは客が支払った4万ドルを銀行まで運ぶように言われるが、マリオンは銀行には寄らずに、自宅に帰って身支度をすると、車でサムのいる町へ向かってしまう。その途中、西に向かうハイウェイで日が暮れたため、マリオンは路肩に停めた車の中で夜を明かす。朝になってパトロールの警官に起こされたので、マリオンは持ち逃げが発覚したのかと不安になる。警官は免許証を確認しただけだったが、警官の車はマリオンの後ろをつけてきた。町の中に入ると、マリオンは車を買い替えようと中古車店に寄る。スタンド売りの新聞で事件が報道されていないことを確かめたが、尾行してきた警官は離れたところから監視していた。中古車店の店主は取り引きを急がせるマリオンを不審に感じるが、マリオンは言い値通りに4万ドルの中から代金を支払うと、店主と警官がいぶかしげに見つめる中、乗り換えた車で出ていく。さらに車を進めるうちに再び夜になり、土砂降りの雨が降ってきて視界がきかなくなった。そのときワイパー越しに「ベイツモーテル 空室あり」のネオン看板が目に入ったので、マリオンは宿に泊まることにする。そこは12部屋ほどの平屋建てのモーテルで、隣接した小高い丘には2階建ての屋敷が建っていた。その屋敷の2階の窓に女性らしき人影が見えたが、クラクションを鳴らすと出てきたのはノーマンという名の若い青年だった...

・「サイコスリラー」「サイコホラー」などの “サイコ” の源流となった作品(だそうです)
・OPから最高!あの音楽もいいっ!
・モノクロ作品/情事の後会社に戻るマリオンのシーンで、外でカウボーイハットの... こりゃ知らんとみつけらんヒッチコック監督のカメオ出演シーン
・警官の登場のシーン ハラハラとその後も...
・土砂降りの雨の夜とモーテルの看板
・鳥の剥製 気持ち悪い!不吉!と「 “鳥みたいに少食” って表現があるけれども 事実とまったく違う 鳥ってすごく大食いなんだ」
・「鳥は剥製に向いてる 多分控えめな存在だからと思う」(← 絶対嘘だろ! テメェみたいに控えめそうにしてるけど本当は凶暴でくる●●●知って... 取り乱しました すいません)
・ノーマンのとある行動... 気持ち悪い
・問題のあのシャワーシーンが... 音楽いいし、ジャネット・リーさんの演技が圧巻!排水口のシーン 好きぃ!
・第1部 終了... この作品は2度始まる...
・姉の居場所を探すマリオンの妹ライラ(ヴェラ・マイルズさん)と私立探偵アーボガスト(マーティン・バルサムさん)と4万ドル
・ノーマンに詰め寄るアーボガストのシーンもハラハラするが、ノーマンも屋敷にそっと忍び込むシーンはもっとハラハラ
・「私に好感を持ってたし あなたにも情を抱き始めてた 最後の電話の時そう感じた 彼(アーボガスト)は私たちに黙って消えたりしない 証拠を掴んだ彼に何かが起きたのよ」
・マリオンが泊まった1号室を調べるライラ&サムとトイレに流した破り捨てた紙が...
・サムがノーマンを引き留め ライラが屋敷へ向かうが...
・地下室のライラとノーマンの母がいたが... とライラの悲鳴...
・ノーマンの母の証言とノーマンの半分とノーマンが女性に好意を持つと母の嫉妬心が燃え上がる
・「息子の罪を話すなんて 母としてはつらいけど 私が殺人犯にされるのはごめんよ もっと早くあの子を追いやるべきだった 昔から悪い子だけど ついには私が私が何人も殺したいと言おうとした まるで私が何かできるみたいじゃない 鳥の剥製のような存在なのに... 指一本だって動かさないわ おとなしく座っていよう 疑われないように」

1013改
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