taka

イディオッツのtakaのレビュー・感想・評価

イディオッツ(1998年製作の映画)
3.0
ラースフォントリアー作品

障害者のフリをして騙して回ったり、集団生活でカルトコミューン化する反社会的行為の数々


手持ちカメラ、インタビュー、長回しはドキュメンタリー的
それは功を奏してると思うが反面その手法自体がノイズに感じてしまう
どうしてもカメラの存在を意識してしまうし演技・演出感も出てくる
100%ドキュメントバージョンも見てみたい


善意と同情をダシに振り回される様子は、心を土足で踏み躙られるホームインベージョン映画の様な不快さ
それはフリをしていることを知って見ているからなのだけども

集団生活も悪ノリの延長でついていくのは難しいが、もし一員となった場合は童心に帰ったり自分を曝け出すことで案外楽しめるものなのかもしれない


フェイクドキュメンタリーとはいえ皆さんの演技とアドリブは恐れ入る
リアルと演出の境界線を探す作業も忙しい笑

"ドグマ95"というデンマークの映画ムーブメントがあるのも初めて知りました
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