このレビューはネタバレを含みます
めも
カレンが知的障害者を演じ集団生活をする人達と出会う事で変わっていく話
居心地の悪い家庭、学校、いつも上手に生きられない。知的障害者でもなければ普通にもなれないグレーな彼らの居場所はどこにもなくて、誰もが当たり前のように社会へ順応していく事に怒りを抱えている。
そういった人達が障害者を演じ集団生活をする中で「演じられないのなら排除する」という大局が生まれる。
それは社会が順応できない自分達を“異物”としたのとなんら変わらない。
結局、集団になれば変わり者を排除したくなるのが生き物の性なんだろうと思った。
題材が悪趣味と言われればそれまでだけど観てよかった。