シャマラン監督作の極北。スーパーアナーキームービー。
子供の頃、夏休みに田舎へ行って野山を虫網もって駆け回っていた時、「俺はこの世界の主人公なんだ…!」なんてことを考えたことが皆さん一度はあると思います。
シャマラン監督はその思想を胸に秘めたまま大人になったのですね。
ここまで徹底していると逆にあっぱれ、と思ってしまいます。
「当たりに」行った皆さんは爆笑必須、そうでない方は爆怒必須の110分です。
ただ、監督が言いたいのは、
本当に「自分の物語(人生)は世界にとって意味あるもので、世界を変える力をもっている」ということではなく、
「そう信じて生きて行くことが重要だ」ということだと思い、その考え方は素敵だと思いました。
是非シャマラン監督にはまた本作のようなぶっ飛んだやつを一発かまして欲しいですね!
作中の作家のように世界をひっくり返すような作品ができることを楽しみにしてます。