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アバターのqーpのレビュー・感想・評価

アバター(2009年製作の映画)
3.9
【阿凡达】劇場でリバイバル上映。IMAX3Dで。

今回の中国での再上映で、公開翌日の夕方にはエンドゲームを抜いて興行収入世界一位に返り咲いたとか。確かに満席の劇場が多かった。私が観たのも翌日だったので返り咲きに加担、じゃなくて貢献しました。

さて私は本作を劇場やDVD含めまったく見たことが無くて大変楽しみにしてました。大ヒットはしたけど評価が低い・・・みたいなイメージだったけど、凄く面白かった!

「自然破壊」や「未開の地への侵略」への批判と言うテーマや、ストーリー展開に新鮮味が無いんだとか?なるほど~そう言う事だったのか。

過去の名作の影響やテーマが共通する事は製作側も認める所らしく、多くの皆さんも感じている通り、侵略される側に加勢する展開とか「ダンスウィズウルブズ」「もののけ姫」「ラストサムライ」などを容易に思い起こさせる。(不勉強ですがその他、過去の西部劇や戦争物などにも似たものがあるかもしれません)

しかしそういった「先が読める展開」が仮にマイナスポイントになった場合でも、IMAX3Dでの美しい映像、迫力有るアクションや王道なお話は十分に楽しむ事ができた。しかも2009年の公開当時は殆どの人が「3D映像」を本作で初めて体験したそうで、あ~うらやましい!

CG描写でよく言及される「不気味の谷」はあまり感じなかったかな。ただシガニー・ウィーバーのアバターにだけはそんな感覚が。何故なら主人公やもう一人と比べて、彼女のアバターの顔だけがあまりにもシガニーだから。敢えてなのか、設定上の理由(プロトタイプで人間のDNAの比率が多いとか)があるのか・・・経緯は詳しくないけど。

製作初期は他のアバターと同じくナヴィ族寄りだったのに、シガニー姐さんが「ねえジム、もう少し私の顔に寄せてもらえない!?」みたいにゴネたんじゃないの~とか舞台裏を妄想w

あとナヴィ族と人間のサイズ感が絶妙。大人と子供の差ぐらいで、つまり似た生物としてギリギリ違和感が有るか無いかの感じが良い。ただシーンによってずいぶん差に違いがあるように感じたけど気のせいかな。

あとはまた機会があればエクステンデッド・エディションを鑑賞したいですね。なんでも軍側とかその他登場人物の行動に、もう少し説得力が増すんだとか・・・?
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