【人之怒】2021年5月、劇場で。
リメイク元のフランス映画「ブルー・レクイエム(2005年)」のDVDをたまたま所持しているが、内容はすっかり忘れていた。再鑑賞してから劇場へ。
話の大筋や、復讐に燃える主人公が体を鍛えているのは同じだがスペックがまるで違う。なぜなら仏版の主人公が普通のカタギの人間なのに対し、ハリウッド版は普通の人間では無くステイサムだからだ。
仏版に比べると、時間軸の入れ替えや各視点からのシーンの繰り返し、敵側グループの丁寧な人物描写や増えたサブプロットなどの変化に加え、予算も増えてアクションシーンも見ごたえがある。上映時間は仏版の95分に対して本作は115分。雰囲気が良くて退屈せず楽しめた。
ガイリッチー監督と言えばロックストックは面白くスナッチはイマイチだった。オリジナルの仏版も面白いけど、本作は観客の期待に応える良作でオススメです。