Shu

アバターのShuのレビュー・感想・評価

アバター(2009年製作の映画)
4.0
構想ウン十年、製作ウン年、制作費ウン百億円。
大抵そんなんを全面に出す作品は退屈な文芸大作映画CG映像だけで中身の無い眠たい作品と疑って間違いない。
他にも「全米興行収入No.1!」とか
「スターウォーズ! ターミネーター!・・・そして!!」とか
まぁそれは置いといて、その構想14年、製作4年、制作費300億円の作品「アバター」を観てきた。
当然ハードルなんてめちゃ低い。
キャメロンの新作と映像の凄いだろう感でどうせつまらないのを前提に映像だけ観るつもりで観にいた。
キャメロン監督ごめんなさい!
めっちゃ楽しんんでしまいました。
もちろん映像は思った通り、いやそれ以上に凄かった!
あれは映画館で観なきゃいかんよ!圧倒される迫力と美しさ。
話は22世紀の地球での戦闘で負傷し下半身不随になり、
車いす生活を送るジェイクは、ある計画で衛星パンドラにやって来る。
地球に有益な鉱石を発掘するための計画のために。
彼は人間と衛星の原住民ナヴィ族のハイブリッドであるアバターに変化を遂げ、不自由な体で単身惑星の奥深くに分け入って行く。
クリーチャーに襲われていた彼は、ナヴィ族の青い女に助けられる…

まぁテーマは王道で自然と文明の調和・対立ってな感じでナウシカとラピュタとマトリックスを合わせたような話。そんなにストーリー自体に新鮮さはないけどしかしながら上映時間2時間41分を最後まで引っぱり通しで最初から最後まで目が離せなかったのも事実!
エンターテインメントして1800円以上の出来だと思う。
あっ
ただ原住民のナヴィ族が亀田選手に負けた時の内藤選手そっくりだったのがちょっと・・・
それは置いといて
ナウシカを実写でやるなら是非、山崎貴じゃなくてジェームズ・キャメロンにお願いしたいとか思ってしまうくらいの映像表現。
今年最後に観る作品としていい〆になったかな。

(2009年12月28日レビュー転載)
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