色々なところで度々名前を聞くが、殆ど見る機会がなかったドイツの夫妻の映画を大量に観られると聞いて...
うーん、なんかこれは新聞紙を爆速で捲るような映画でしたね...
が、「防衛のためには再軍備だ！」という大言壮語が並べ奉られるが、それは単純に、自分というものに全く疑いを持たない恥知らずな男たちの、「俺自分の銅像建ててぇんだよな、カッケーじゃん？」程度のかなり幼稚な夢に支えられているという怖さはよく伝わってきました。
自身の銅像の除幕式を呑気に眺めるマホルカが、夢のような描写で描かれているところは面白かったです。そう思うと同時に、こう言ったパーソナリティをもつ奴らは、都合の悪いことは完全にシャットアウトしてしまう事と、長いものに巻かれる事に非常に長けているから、どのように監督夫婦は抵抗していくのだろうかと気になりました。
しかし、早く着いたから、せっかくということで調子こいて全作品鑑賞券を買ってしまいましたが、予想以上に怖いシネフィルおじさんたちがいっぱいいて、これから先どうしようか...と若干怖気付いています。若者にも暖かな視線を送ってくれる人たちだったら嬉しいですけども笑
