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暗殺の森のRIOのレビュー・感想・評価

暗殺の森(1970年製作の映画)
5.0
外からの光が漏れるストライプ状の光と影
部屋の隅々まで斜めに差し込む 
青ざめたエッフェル塔
ベルナルド・ベルトルッチ 彼の感性は普通じゃない
耽美的で官能の世界

第二次大戦前夜のヨーロッパ
ローマとパリでファシズムが起こった
時流に乗ってファシストに変貌を遂げるマルチェロ

「洞窟にうつる炎の影
   現実の影を現実と思い込む」
マルチェロはファシストになりきることもできない
ジャンルイ・トランティニャンの彫刻みたいな横顔が
より鬱々とした心情を浮き彫りにする
かつての恩師カドリの抹殺
冷血な森の中の暗殺者たち

絵画のように美しいドミニク・サンダが魅力的
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