ブートキャンプが題材の青春もの。
脚本家の実体験がもとになっているとのこと。それを「卒業」のマイクニコルズが監督している。
人生が残り一週間だったらという前振りからの鬼教官への体罰が鮮やかに決まる芸術的展開。
娼婦とのやりとりやら、女性との初恋やらがちゃんと描けている。大げさでもなく、小粒でもない。職人気質な脚本家の本領発揮といった感じで好もしい。
ブートキャンプだけが題材でコメディじゃないのはなにげにめずらしい。
主人公ユージーンが登場する三部作にもなっているようで、一作目が「想い出のブライトン・ビーチ(1986)」で、二作目がこれ。
三作目が「ブロードウェイ・バウンド(1992)」とのことなんだけど、三作目はソフト化されたことがないやつみたい。
面白かった。