ハードボイルドってこう言うことか、1973年のコッポラ作品。
ハリーは孤高の盗聴のプロフェッショナル。でも、あんなに鍵を付けてても部屋にバースデー・プレゼントが置かれるし、愛人に見張りはバレてるし、盗聴器を簡単に仕掛けられり、テープ取られたりと意外に緩い。
依頼には関わらない主義と言いながら、気になってしょうがない。同僚とは喧嘩別れ、愛人は消え、同業者もイラつく。結局関わってしまうことで、ツケがまわって来る。
映像はカッコいい、オープニングや仕事場など。ガンマイク、三連のオープンリールに、よくわからない弁当箱なアタッチメントなど、ギミックも秀逸。
『チャイナタウン』と空気感が似てる。でもこっちの方が地味だった。