なすび

流れるのなすびのレビュー・感想・評価

流れる(1956年製作の映画)
5.0
ものすごく長く感じた、だらーりだらーり流れていき、着くところに着いたって感じ。成瀬巳喜男2作目だけどこの人本当に題名の付け方上手いし、まったくひどい人なのです…みんな幸せにしてあげないんですよ…!笑 成瀬ってやツァ、、、

女優のメンツ半端なさすぎて絵が豪華すぎる、田中絹代に高峰秀子に山田五十鈴に杉村春子に岡田茉莉子にてんやわんやの大騒ぎ!画面が大洪水!推しはいつでも断然かわいい岡田茉莉子だが、高峰秀子はやはり演技力がすごいし、山田五十鈴の優しくて哀しげな顔もたまらん、杉村春子なんかコッソリひとりでコロッケ食べたりお酒に酔って踊り始めたりブーブー文句言ってるだけでこの人は見てて楽しい。田中絹代はいつもの通り貞淑である。
男性俳優の方もいろんな映画で見たことあるメンバーばかりで「あっこの人」がたくさんあり、楽しかった。加東大介が「色男」と呼ばれていてビックリした笑

何気ない着物を着替えたり髪をとかしたりの日常の一コマが上手く切り取られていて美しい、びっくりするような派手なショットはなくても充たされる
なすび

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