二回目にしてようやっと凄みが分かった(気がする)。柳橋に象徴される伝統的な芸妓世界の崩壊前夜。端々に忍び寄るその足音が実に冷淡に映し出される。清元の名取でもある山田五十鈴と杉村春子の三味線に割り入る…
>>続きを読む途中で寝ちゃった。悔しい。置屋のシステムが分からなくて「お母さん」「お姉さん」だらけの中で誰が誰の何なのか関係性が分からず、付いていけなかった。こればっかりは祖母が生きているうちに一緒に観たかったな…
>>続きを読む田中絹代、山田五十鈴、杉村春子、高峰秀子、中北千枝子、岡田茉莉子、栗島すみ子‥
これほどまでに豪華な女優陣の揃った映画が果たして他にあるだろうか。
不器用でお人よしの山田五十鈴、おしゃべりな杉村春…
田中絹代は何でこんなにもやるせなくて死の匂いがするんだろう。死にたいというのが身体全体から出てる。杉村春子の電話の異様なシーンで映画のリズムを崩すのがすごすぎて笑ってしまう。群像劇内の人物の構造がグ…
>>続きを読む山田五十鈴と杉村春子の三味線の重奏、それにオーバーラップする高峰秀子のミシン、伝説のコンサートを目撃しているような心境になる。それにしても、電話越しに三味線の確認を済ませるシーンには、唖然とする。あ…
>>続きを読むお春に芸妓屋の中を案内するシーン、目線つなぎ、「この家では人間より猫の方が大事なのよ」
警察官に五目そばを出すときの引き留め方
ラスト、三線の音とミシンの音の対比
田中絹代が連発する「はあ」が良か…
超絶大傑作。そして人類皆超絶大傑作であってほしい。女たちの人生それぞれがある、川に石を投げて波紋が起きるさまを眺めているよう。それでも川は流れ続ける…今の自分の人生ベストすぎました。最初3カット、か…
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