おれんじ

東京少女のおれんじのネタバレレビュー・内容・結末

東京少女(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

時代の違う2人が恋をする物語。
きれいな月が出ているときにだけ電話がつながる。月、綺麗だったなぁ🌙

宮田時次郎は、夏目漱石の弟子。
小説とか、原稿とか、好きなワードが出てきて少しテンションが上がった✨夏目漱石は小説を書くとき気が散らないように電話のベルが鳴らないようにしているらしい。
「文学の絶対条件は、人の心を打つものでなくてはならない。自分の小説を書きなさい。」
小説の世界も難しそう。

再婚への考え方が変わった!
親が再婚する事は、子供にとっては辛い。親が遠くに感じてしまう。でも、自分だって恋をして好きな人と一緒にいたいと思う。子供が親を独り占めしちゃいけない。親にも親の人生がある。そういうふうに考えるきっかけができた映画だった。恋をして学べることもあるんやと思った✨

時代が違うから会うことはできないけれど、携帯電話でお話しながらするデート。100年経ったら受け取りに来る女性がいるから渡してほしいと、引き継ぎができてることがすごい。あの時の女性が、長生きしておばあちゃんになって、会えたこと。

たとえ溺れている女の子を助けて自分が死ぬ未来がわかっていても、それを避けることが私がなすべき行動なのかと考える時次郎。素敵でした。

未歩。未来を歩く。良い名前。

汽車も出てきて、昔懐かしさを感じる映画でした。
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