このレビューはネタバレを含みます
ヤングマスターのラスボス、ウォン・インシック(黄仁植/ホアン・レンジィ)が最高にカッコよかったのでこちらも観てみました。
決闘シーンは、青空の元でウォン・インシックの技を堪能するヤングマスターとは異なり、暗くて狭くて高い場所でのハラハラするような立ち回りが多く、ラダーマッチ的な特異なシチュエーションでどう闘うのか?というのがテーマのように感じました。
また、どうやって受け身とってるんだろう?と四天王プロレスばりにゾッとするシーンが多くあり、何回もヒェッと声が出てしまいました。
エンディングも、好きな子に褒められ父とも和解…というハッピーエンドかと思いきや、土煙のなか若い男たちが集団で謎スポーツに興じ、受け身もくそもなく高所からボタボタおちたり踏まれたりしているので、どうしてこういう作品になったのかな?と強い興味をかき立てられました。
今まで香港映画は、ショウブラザーズのスター俳優たちによる陰影のあるドラマと華麗な剣捌きなどを中心に観ていたのですが、70年代後半〜の香港映画も観ていきたいと思います。
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「カンフースタントマン: 龍虎武師」ネタバレ?あり↓
「カンフースタントマン: 龍虎武師」観てきたのですが、常に優しげな笑みを絶やさない火星が、この映画のことを語ってる時だけすこし呆れ顔になっていたのが印象深かったです。