藤岡

ホームワークの藤岡のネタバレレビュー・内容・結末

ホームワーク(1989年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

途中のインタビューで戦争と喧嘩って何が違うのかな?人を殺すことか。と自分で考える子がいたり、親や先生からの暴力のせいでインタビューに対して怯える子がいたり、笑顔で自分が親になっても子供をぶつと言う子がいたり、宿題をやってこなかった子にインタビューするという内容だけでいろんな広がり方をしていた。
家庭環境や識字率の低さによって親が教育できない、教育を放棄してただ宿題をしていないという事で悪童と決めつけベルトで叩く。それをされた子が親になった時また同じような事をする。国が良くならないと言っていたあの親の主張がとても響いた。宿題をやらないのではなくできない環境にいる子もいて尚且つその宿題の中身もやっていて本当に意味のあるものなのか、これは宿題に限らずいろんな事に通ずると思う。やってこなかったから罰ではなくなぜやってこなかったのか、奥行きまで考える必要があるし、まずそもそも根本的にそれが必要な事なのか頭を柔軟にして考える必要があると思う。
藤岡

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