経年変化

怪人マブゼ博士/マブゼ博士の遺言の経年変化のレビュー・感想・評価

4.2
導入部における前作の名残のようなサイレント風演出で一気にテンション上昇。一度カットを挟むと空間のみならず時間すらも経過してるモンタージュにも心が踊る。渡米後の諸作への萌芽に嬉々としながらも後にバーヴァ等のジャーロで散見される「伝播する狂気」みたいな主題がマブゼの虚像を媒体として終始作品を支配しているもんだからびっくり