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チャイニーズ・ブッキーを殺した男のneroliのレビュー・感想・評価

4.2
■インディペンデント映画の父、ジョン・カサヴェテス監督〜🎬■
 
 
インディペンデント映画の多くは、大手映画スタジオで撮影されることはない。
 
素人の俳優さんや身近な人を映画に出演させることで、低予算で制作されることが多い。
(しかし、必ずしも低予算とは限らない。)
 
 

ジョン・カサヴェテス監督は、処女作『アメリカの影』(1959)以降、色んな作品を撮っている。
 
同監督の有名作『フェイシズ』(1968)。

ヴェネツィア国際映画祭で男優賞〜
アカデミー賞も3部門ノミネート。
 
『フェイシズ』で、インディペンデント映画というジャンルの確立に成功。
 
 
一方、『ローズマリーの赤ちゃん』など、ハリウッド映画では俳優として出演。
 
しかし俳優業は、映画制作の資金を稼ぐものであったと言われている。
 
 
 
「ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ リブリーズ」
 
『アメリカの影』(1959)
『フェイシズ』(1968)
『こわれゆく女』(1974)
『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』(1976)
『オープニング・ナイト』(1977)
『ラヴ・ストリームス』(1984)
 
同監督の他の作品も楽しみです〜♪
 
 
 
 
■主人公コズモ=ジョン・カサヴェテス監督〜■
 
 
本作はフィルムノワール。
借金帳消しの為に、主人公に”とある仕事”を持ちかけられる話。
 
話の内容は単純で、2時間もかけて見る内容か?と初見では思っていた。
 
 
しかし、色々調べていくうちに、主人公コズモ=ジョン・カサヴェテス監督の人生ということが分かりました〜
 
 
チャイニーズ・ブッキー=大手映画会社?
 
 
主人公コズモは同監督の友人、ベン・ギャザラ氏〜
色気ありすぎで、存在感が半端ない!!!
 
ラスト、傷を負いながらも本業を切り盛りする姿が良かった〜
 

色んなところがオシャレで、色使いなどが好きでした〜
また、音楽も良かった〜
 
 
見れば見るほど味がある作品ですね〜🎬
 
 
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