もとまち

ボクの女に手を出すなのもとまちのレビュー・感想・評価

ボクの女に手を出すな(1986年製作の映画)
3.4
Kyon²アイドル映画。真夜中のトーキョーが枠の中に切り取られ、キャンドルに火が灯ると部屋が薄く照らし出される。センス溢れるファーストシーン。全体的にはハードボイルドごっこ感が拭えないものの、軽ーいサスペンスかと思わせといて血みどろ死体をゴロゴロ転がしまくる非情な作劇は悪くない。ペンションからの脱走→ガキんちょとの逃亡劇へと続く流れはシームレスだが、あとのアクションはほとんど唐突に始まる。わざとなのか単に下手なのかは分からんけど、前後の繋がりが無さすぎて何を見せられてるんだという気分に。最後にはみんな死んじゃって、どうにもなんねえよとばかりに銛ごとオチをぶん投げるラストがヤケクソの極み。
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