個人的には最高の時期のエルヴィスのツアードキュメント。彼が如何にライブパフォーマーとして優れていて、バックミュージシャンも素晴らしかったかがよく分かる映画
見てくれやカバー曲ばかりとかそんな事の前に大事なのは音楽だと改めて気づかされる瞬間が多々ある
特にゴスペルを何気なく歌うセッションのシーンには彼がいかに音楽が好きだったかを裏打ちする様な見事さがあって本当に素晴らしい。彼が何処から来た人なのかがよく伝わる
逆に唐突に組み込まれる50年代のエドサリバンショーの映像とかは蛇足過ぎて、作品の統一性を欠いてて残念です
後期の魅せ場だった『An American Trilogy』や『Polk Salad Annie』『Never Been to Spain』等、見所は沢山ある
おじいちゃんがエルヴィスが何処から建物に入ってくるかを語るどーでもいいシーンも好き笑。
エンドクレジットでファンがジェームズバートンやロニータットにきちんとサインを貰ってるシーンも、この人達は音楽好きなんだなぁと伝わってきて嬉しい
エルヴィスが如何にみんなに愛され、尚且つ、彼がアイコンである前に、ミュージシャンであり音楽好きである事がよく分かる映画です