エルビス・オン・ツアーの作品情報・感想・評価

「エルビス・オン・ツアー」に投稿された感想・評価

30代後半のキングの、1972年4月の全米ツアー時のドキュメンタリー。
微妙。(作品ではなく、彼が…… )
エルヴィスに詳しいわけけではないので、ざっくり言うけれど軍隊に入る前までの彼が好き。
比類なきイケメン。あのスター性。唯一無二の存在。あまりにも大きな影響力で、同世代のミュージシャンからも憧れられる。そして他の追随を許さない。そんな彼をリアルタイムで観たかった…。
でもこの作品の彼はぽっちゃり気味… てか、ぷっくり膨よか… いや、かなりのお◯ブ!
肥・え・す・ぎ !

煌びやか過ぎるステージ衣装を身にまとい、パンタロンは好きだけど、ヒーローチックなマント(ステージで最後の決めポーズの際このマントを広げる。その為の小道具にもなっている。てか、もう武器?! )までくっついてるし、ゴージャス感満載のゴールド使いのチャンピオンベルト(ですよね?笑)。衣装全体にギラギラ散りばめられたスタッズがかなり多すぎで悪趣味!笑
…なんて思いながら観ていると、中盤で、なな、なんと、若かりし頃の彼の映像の数々がご登場!待ってました!(死語?) 全てが素晴らしかった頃の彼! 最も好きなシーン。Chanson歌手みたくなっちゃった彼の映像はもういいからRockabilly時代の彼をこのままずっと魅せていてほしい……ってなった。でもそれは叶わぬ願い。スグまた元の奇抜で成金趣味みたいな彼へ引き戻されてしまった。なんて儚いの…。

後期の彼って、その当時のPopular songのカバーばっか+R&R時代のご自身のヒット曲を大味に歌ってるだけ。そんなカバー曲の中でもなかなか良かったのは「Ploud Mary」(CCRやアイク&ティナで馴染みだった)や「Lawdy, Miss Clawdy」(ロイド・プライスで好きな曲。リトル・リチャード様も歌ったけれどこの曲はやっぱりロイドのがイイ )などといった曲はカッコよかったけれど、それ以外は……。
でも、お声や茶目っ気たっぷり笑顔は変わらなかった。だから音楽性も変わらずいてほしかったけれど… もう彼は、かつては時代を与えられていたと言っても過言ではない程の存在だった筈が、時代の変化についていく側になっちゃっていたのかな…。彼のRootsはあの時代の白人には珍しくBluesやGospelだったし、本作でも彼はGospel愛を呟き、口ずさんでもいる。だから彼のマインドはあの頃のままなのだろう。それなのに………。
日本で一般的に広く認知されているのはこのド派手なエルヴィスなのでしょうか。Rockabilly時代のが絶対イイのに! 見た目以上に、音楽がね…。このChansonみたいのが彼の目指した音楽だったの?

もうひとつ好きだったシーンは「Love me tender」をお歌いの時、彼がご出演なさった数々の映画のキスシーンの部分のみを集め繋げた映像が流れていたところ。ちょっと素敵でした…♡ ステージでも前列の女子客らにキスしまくり。これではますます惚れるはず…乙女たちが…。でも男子も同じくらい彼の熱烈な固定ファンがいる。あのような衣装で、あんなにプクプクでもオーディエンスは変わらず彼にキャーキャー言ってる。やっぱりカッコイイものね。
腐ってもエルヴィス!(ファンの方ごめんなさい。私もファンです、、)
ツアー中にレコーディングするエルヴィスが微笑ましい。ステージからファンにキスしまくるエルヴィス。狂乱する女達。安定したピッチで歌い続けるパフォーマンス。バンドの高い演奏力。いいもん見た感がすごいな