Keny

ダンサー・イン・ザ・ダークのKenyのレビュー・感想・評価

4.2
不条理な現実を執拗なまでに描くのが映画の一つの役割であり、その一方で希望としての物語を紡ぐのもまた映画の存在意義だ。

ドキュメンタリーとミュージカル。相容れないはずの2つの要素が放つ不協和音に僕らは耳を塞ぎたくなる。
そしてBjörkの歌声はまさにそんな不協和音を具現化するアンセムとして映画で異様な迫力を持って鳴り響く。

すばらしく、そして凄く苦しい。
Keny

Keny