このレビューはネタバレを含みます
鬱作品にはまっている…
ホームビデオ風のカメラワークが印象的。素朴な映像だったからこそミュージカルの雰囲気が対比されて際立ったんだと思う
ホームビデオと書いたものの、人々が微笑んでいるシーンでも、どことなく暗い。でも嫌いじゃない雰囲気
ストーリーはやや強引というか、必然性が無いというか、でもそこが現実味があって響くものがあった
セルマは不器用だけど、自分の信念に従って生きていく真っ直ぐな女性なのだと思う
死刑のシーン、とても印象的だった。本当にああいう風なのかは知らないけれど、セルマの恐怖を感じている姿にリアリティを感じた。
暗い時にミュージカルのシーンが入るようになっているのか、死刑直前も楽しげに歌うセルマ。そして、歌の途中で執行。どんっという音と共に声が止まって、セルマの身体が縄に吊られて揺れる。衝撃的だった。