ダンサー・イン・ザ・ダークのネタバレレビュー・内容・結末

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に投稿されたネタバレ・内容・結末

泣けると言われてみたが全くピクリともこなかった。マツコや齋藤飛鳥も評価している映画だと言うのに。
主演の方のファンならすごく楽しめるんだろうが。

「俺ならこうするのに」視点で観賞してしまう人は、最後までイライラする事請け合い。
どこか主人公はベストのつくしかたを間違っているように感じてしまい、そこは助けを借りろ、妄想すんな、ヘラヘラすんな、真実を話せ、と突っ込みをいれてしまうのです。
この作品を鬱映画と評するのは違うと思う
不器用だけど素朴で優しいセルマ、ミュージカルが大好きで目が見えない分音を頼りに空想のミュージカルを開いちゃうセルマ、弱さを見せずどんなに苦しくても前向きに人に頼りすぎないように頑張るセルマ、ひたむきな息子への愛を貫いたセルマ
映し出されるセルマはとても人間味溢れ魅力的な存在だし、だからキャシーもジェフも彼女を愛したのだろう
行き違った思いの生み出した悲劇は人生の無情を僕らに突きつけてくれた
迫り来る死に怯え発狂しジーンの名を呼ぶ彼女の手に握らされた息子の眼鏡が、どれほど彼女の心を救ってくれただろう

どんな闇の中でも力強く踊った彼女にせめて安らかな眠りを
【いちばん愛するものを思い出す時
現実は、それとは遥か遠くの対岸にある】

セルマ(ビョーク)の頭の中で唐突に始まるミュージカル劇が、最初のうちは滑稽に見えて、バランスの悪い演出だなぁと思っていたけれど
その"唐突さ"こそがこの映画の残酷さを増幅させているのだと途中で気がついた。

完全に主観でこの映画を観た時、たぶん多くの人にとってセルマの選択はあらゆる場面で間違っていて、
『なんでそっちを選ぶの!?こっちの方があなたも皆んなも幸せになれるんじゃないの!?』
と口を挟みたくなってしまうことばかり(実際今作に登場する周囲の人物たちの反応もそう)なのだけれど、
最期のシーンであんな風にセルマ自身が歌えたのは、彼女が最期の最期まで自分に嘘をつかず、決めた信念を貫き通したからなのだろう、とも思う。

正直いうと、バカで、不幸で、誰の目から見ても報われない人生を送ったセルマだったけど、そんな彼女だったからこそ、死の間際に"彼女にしか見えない"幸福を全身で感じたのではないかと思う。
《初めて夢想が現実に!》
《そして眼鏡の落下!!!!》

うーんそうは言っても
なんともひとことでは好きか嫌いか、良いと思うか良くないと思うか、一概には言い切れない(汗)
世間一般では"最高の胸糞映画"とひとことで片付けられてしまいそうな今作だけれど、そんな安易な映画ではないことだけは、このレビューを読んでくれた人に伝えたい笑
この映画は救いのない鬱映画だ、ということを強く意識しながら、そして次はセルマにどんな不幸が降りかかるのだろうかと考えながら観たのでめちゃめちゃ疲れました。気が抜けない。何も事前情報を入れずに観てたらここまで疲れなかっただろうな(映画にはいつもハッピーエンドを期待しているので)。でももし何も知らずにパッケージだけに惹かれて観ていたらラストの展開で吐いてたかもしれないですね。しんどすぎて笑
終盤も絞首刑で死ぬっていうのは分かっていたので中盤の展開よりも落ち着いて観てたのですが、107歩数える演出がとても嫌だった。セルマも、映画を観ている私も"逃げられない"ということを突きつけられているような感じ、椅子に縛り付けられたような。あと最後セルマが刑を執行されてしまったところ、途切れる歌声、体が落ちていくところと音がハッキリ描写されていて、生々しすぎて不快だった。このシーンだけは二度と観たくない。
好きかと言われるとわからないですが嫌いじゃないです。息子の手術が成功したことはセルマにとって1番の救いであったと思えるので。救いはあった。
本作でやはり特徴的なのは手持ちカメラによる撮影だろう。
その手持ちカメラの臨場感はドキュメンタリー映画のようで、視力や貧困の問題が真実味を帯びて伝わってくる。
だがそこに挟まれるミュージカルシーンは、彼女の劇中の言葉通り、「悲しいことが何もない」とても素敵な世界だ。
歌って踊る彼女の姿は本当に楽しそうで、セルマにとってミュージカルは、生きる活力なのだということを感じる。
しかし後半の刑務所のシーン、恐怖で体が動かない彼女は、処刑台に向かうためにミュージカルの力を借りる。
生きるための活力が死にに行くための活力になってしまうのだ。


ミュージカルが大好きなセルマは劇中で
 「最後の歌は聞きたくないわ
  グランド・フィナーレが始まってカメラが上へと登る」
  それはラストの合図よ」
 「最後から2曲目が終わったら映画館を出てしまうの。
  そしたら映画は永遠に続くでしょ?」
と話す。
 「これは最後の曲じゃない、最後から2番目の歌」
と歌うが彼女が処刑され、その姿がカーテンに隠されてからも、私はもう1曲を期待した。
仕切られたカーテンは舞台の幕のようだし、カーテン下の隙間から見える靴は今にも踊り出しそうなダンサーにも見える。
もう一度カーテンが開いて始まってくれないか?
そんな期待を裏切り、カメラは本当に上へと登って行ってしまう。
彼女は本当に死んでしまったのだ。

劇中に登場するセルマの息子はジーンという。
これは遺伝子を意味するgeneから来ているのではないだろうか。
セルマが心配していた通り、ジーンは遺伝で目の病気を受け継いでしまう。
だがセルマは母として、息子に、小さな希望を持ち力強く生きる姿も残したはずだ。
「私達がそうさせない限り、これは最後の曲じゃない」
というテロップの通り、
彼女の事を終わらせたくないのなら、
ジーンが、そして観客が、彼女の力強さを受け継いでいかないといけないのかもしれない。
久々にめっちゃ泣いた( ; ; )
最初はセルマが役立たずで見ててイラっとしたけど真面目に生きててマジで泣いた
最後のシーンとか死刑執行される結末わかってて見るのは胸が痛かったし電話越しの愛してるで泣き崩れるシーンに、親だから仕事で時間がなくて恋もできないセルマのうずくまって泣くシーンが本当に悲しい、、(でも息子のための時間は苦ではないんだろうなっていうのが伝わる)
色んなシーンを見て、沢山の人に愛されてるのが伝わった( ; ; )
ジムがクソだし結局死ぬなら最初から盗むなよって感じ

しいていうならセルマもうちょい自己主張激しくいてほしかった。見ててつらいから、、
鬱映画ではあるけど考えさせられる鬱映画だからまあいいよ
あとセルマのこと好きなトラックのおじさんがひたすらにひたむきで色々可哀想
ラストが衝撃的すぎて、ミュージカルの清々しさが全て吹っ飛んだ。

「最後から二番目の歌」で観るのを止めていれば、私の中でセルマは生き続けたかもしれないのに。

暗い内容だけど、ビョークの素晴らしい歌声は必聴。
大変良かった。軽率な自己犠牲に白けることがあるが、今作では死という恐怖にしっかり向かい合っており、深く心に刺さった。また、ミュージカルとドキュメンタリー的な撮り方のギャップがおもしろく、こういう見せ方もあるんだなぁと感心。鬱映画と言われればそうだけど、個人的には信念を貫き通した主人公に、前向きな印象を受けた。
鬱映画と有名とのこと。
覚悟してみたのだけれど、個人的には思ったより鬱ではなかった。
彼女の真摯な人生がつまっていて、
切なくて、悲しくもなるけど
ある種の強さ(あるいは脆いところ)に力をもらえたようにもおもう。
それでも何故……っておもってしまうけど。
ラストの首が折れるおとが一番くるものがあった。
物語に曲が不思議に寄り添ってる作品。

2019/4/24 dvd
支離滅裂なので読みづらいです。完全に自分用のメモ書きです。


〜感想〜
多種多様な不快感が突き抜けすぎてもはや何も感じない。胸糞悪いと言うよりは、ただの虚無。

鬱映画と言われるが、よくあるネットリとしたドロドロ感もなく「こういう人生もありますよ。これを観てどう思いました?」とひたすら客観的に投げかけられた印象。

彼女の人生は、悲しくて暗く辛いものでしたね。けれど最後は現実の辛さからも解放されました。良かったですね。
と、言われてる感じが最悪。
条件さえ合えば、誰にでも起こりうる妙なリアルさも最悪。

視力を徐々に失い、現実逃避をする程追い詰められた末に、息子への愛と罪滅ぼしも含めた貯金を盗まれた挙句、事故がきっかけで人を撃ってしまった上に殺せと言われるまま殺してしまう。
それで罪を背負って生き続けるのはあまりにも残酷すぎる。
盗まれたままの大金は、絶対に息子の為に使いたい。使ってほしい。その為に自分はどれだけ怖くても死を選ぶ。

もっと他に方法は無かったのかと言えば、無いと思います。主人公が周りの助けを受け入れていればこんな事にはならなかったかもしれないが、そうは出来なかった。

主人公の行動も理解はできるが、共感はしたくない。同情や共感もなくただ見届けるしかない。

ミュージカルシーンの薄暗い力強さが、現実との乖離感をより強めている。不安定なカメラワークも不快。俳優陣の演技力も高すぎてもうなんか嫌。

ここまで不快さを丁寧に表現できるのも流石としか言いようがない。傑作という評判どおりでした。


……はぁ。なーんか言いたい事が上手く表現出来ないですね。とりあえず一度見たら、記憶の底に沈んだまま居座って、二度と忘れられない映画なのは確かです。

最後の方での必死に現実逃避をしようとする姿、執行の呆気なさと最後のコメント。
監督はあの終わりがハッピーエンド(救い)だと考えてるとしか思えないし、そう感じ取ってしまった自分も嫌ですね!!後味最悪でした!
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